注目の着色成分ジヒドロキシインドールを白髪染めに配合?

ジヒドロキシインドール? なにかのお薬?

白髪染めに含まれる着色成分はいろいろあるけれど、今、ジヒドロキシインドールという成分が注目を集めているのをご存知ですか?
どういう成分なのか、安全性は?本当に白髪が染まる?など調べてみました。

ジヒドロキシインドールとは

ジヒドロキシインドールという成分を開発したのは、意外なことに酒造メーカーの月桂冠なんです。
清酒醸造に重要な働きのある「麹菌」の研究を行う中で、麹菌チロシナーゼが黒色色素メラニンを作り出すことを発見。
この麹菌チロシナーゼを用いた着色成分としてジヒドロキシインドールを開発したんです。

ジヒドロキシインドールで白髪を染める仕組み

そもそも、髪が黒いのはメラニンのおかげです。
毛根の部分でメラノサイトという細胞がメラニンを作り、それによって髪が黒くなっているんです。
老化など何らかの原因によってメラノサイトという細胞がなくなってしまうと、メラニンが作られず白髪になります。

もし白髪にメラニンを入れることができれば、髪が本来持つ仕組みによって髪を黒くすることができますよね。
ですが、メラニンは分子が大きいため、そのままでは毛髪の中に浸透させることはできません。

そこで出てくるのがジヒドロキシインドールです。

ジヒドロキシインドールは、メラニンになる一歩手前の成分です。空気(酸素)に触れるとメラニンになるという性質をもっていて、分子が小さいという特徴があります。

どういうことかわかりますか?

ジヒドロキシインドールは分子が小さいから髪に浸透させることができるんです。
厳密に言うと奥まで浸透するわけではありませんが、キューティクルのすきまに入り込むことが可能です。
そこで空気に触れることで、キューティクルの中でメラニンに変化して髪を黒くしてくれるんです。

これってすごいことですよね。

しかも、メラニンとなって髪に留まってくれるので、色持ちがいいというメリットもあります。
一方で、皮膚にはあまり浸透しないので地肌や手はほとんど染まりません。
もちろん、髪へのダメージも少ないです。

なんだかいいことづくめですよね!

ジヒドロキシインドールで染める白髪染め

ジヒドロキシインドールは簡単に言うと「メラニンのもと」です。
このジヒドロキシインドールを使った白髪染めとして、月桂冠と花王の共同研究によってできたのが「リライズ」という商品です。

リライズ(Rerise)白髪用髪色サーバー

通常の白髪染めのように1回でしっかりくっきり染まったりはしませんが、くりかえし使用することでキューティクルの中に少しずつメラニンが蓄積し、3回~5回で徐々に白髪が染まっていくというものです。
使用をやめると少しずつ髪の色が元に戻っていくので、染まった後も週に1回くらいは使う必要があります。
なお、染められるのは白髪のみで黒髪は変化しません。

特徴はまるでカラートリートメントのようですが、「メラニンのもと」で染めるという点が非常に魅力的ですよね。

夢の白髪染め?・・・と思いきや

仕組みとしては非常に魅力的な夢のような白髪染めなんですが・・・
「染まらない」という口コミが非常に多いです。
白髪がしっかり染まることはなく、うっすらと色がつく程度なんです。

また、色の展開が黒とグレーの2色のみとなっています。ブラウン系に染めたい人が多いと思うのですが、残念ながらリライズにはブラウン系はありません。
そして「黒」といっても薄くしか染まらないので、実質的には「グレー1択」みたいなものです。

さらに、アルコール成分が多いので髪の毛が乾燥しやすいなどのデメリットがあります。
せっかく天然の着色成分を使っているのにこの点は残念ですね。

リライズはこんな人におすすめ

  • 白髪をぼかして自然になじませたい人
  • いかにも「染めた」という感じになるのが嫌な人
  • 白髪が多くてグレイヘアーに移行していきたい人
  • ジアミンアレルギーが怖い人
かなり白髪の多い年配の人向け、あるいは男性向けかな?と感じました。

>>リライズで白髪を染めてみた