カラートリートメントの染料は安全?塩基性染料・HC染料とは

カラートリートメントに使用されている染料は、塩基性染料とHC染料です。

どういったものなのか、安全性などに気になるところですよね?

カラートリートメントに使われている染料の種類

カラートリートメントに使われている染料の種類は、主に塩基性染料とHC染料、そこに天然色素を加えていることが多いです。
それぞれの染料について解説していきます。

塩基性染料とは

塩基性染料とは、2001年から化粧品規制緩和によって使用できるようになった染料です。「化粧品」に分類されます。

白髪染めの成分表記に「塩基性青99、塩基性茶16」というような「塩基性○○」があれば塩基性染料が使用されている商品です。
カラートリートメントのメインの染料なので、カラートリートメントのことを「塩基性カラー」と呼ぶこともあります。

染料は大きく分けると「合成染料」と「天然染料」に分類されますが、塩基性染料は合成染料になります。

合成染料というと髪の毛へのダメージが大きそうな名前ですが、通常のヘアカラーのように薬剤の化学反応で髪の毛を染めるのではなく、髪の毛の表面で発色するのが特徴です。

塩基性染料がなぜ髪の毛の表面で発色するのかというと、イオン結合と呼ばれる現象に秘密があります。
塩基性染料が持っているプラスイオンと、髪の毛の表面についているケラチンたんぱく質であるマイナスイオンが静電気のような現象を起こすことで髪の毛の表面に吸着しながら発色するんです。

また、塩基性染料はトリートメント成分との相性もとてもいいです。
高いトリートメント効果を発揮しながら、白髪を染められるのはとても嬉しいですよね。
このように塩基性染料は、肌と頭皮に優しく安全に白髪を染められる成分なんです。

HC染料とは

HC染料も、2001年から化粧品規制緩和で使用できるようになった新しい染料で、同じく「化粧品」に分類されます。

HC染料のHCとは、「HairCollar」の略称です。
白髪染め成分表記には、「HC黄2、HC青2」などの「HC○○」と記載されているものがHC染料です。

HC染料は塩基性染料と並んで、安全性の高い染料として注目されています。

HC染料の特徴は、分子がかなり小さいことです。分子が小さいため、ヘアカラーのように無理矢理キューティクルを開いて浸透しなくても、キューティクルの隙間から浸透することができます。
カラーバリエーションも豊富です。

さらにHC染料は中性となっており、とても刺激が少ないです。
地肌につきにくいということもあり、安全性も高く肌や髪の毛にとても優しい成分です。

しかし、HC染料だけでは色落ちしやすいというデメリットがあります。髪に吸着していませんから、シャンプーするとすぐに落ちてしまうんです。

ですからHC染料単体ではなく、塩基染料のサポート的に配合されているんです。

塩基性染料が髪の毛の表面で発色し、HC染料が内側で発色することで様々なカラーバリエーションを生み出し、そして色持ちも多少良くすることができた・・・というのがカラートリートメントです。

天然色素とは

天然色素とは、クチナシやウコン、シコン、アナトーなどの植物を原料とした色素のことです。

天然色素は髪の毛や頭皮にとても優しく、かぶれなどもほとんどないといわれています。
そしてほとんどの天然色素にはトリートメント効果も期待できるといわれています。
天然成分が傷んだ部分をコーティングし、髪の毛にハリやコシを与えてくれるんです。

しかし、天然色素だけでは十分に髪を染めることができないので、「天然色素配合」とうたっているカラートリートメントでも塩基性染料とHC染料は含まれています。
天然色素がまったく含まれていないカラートリートメントもあります。