白髪染めをしているとどうしても気になるのが髪の痛みです。
そんな時に利用したいのが「リタッチ」です。
リタッチと全体染めの違い
白髪染めの方法には、全体染めとリタッチ染めがあります。
全体染めは、その名のとおり髪全体を染めるのですが、リタッチ染めとは「根元だけを染める」染め方になります。
全体染めした髪が伸びると、染めている部分と伸びてきてしまった部分の髪色は違いますよね。「プリン状態」、いや「逆プリン状態」というのでしょうか。その根元の白髪部分のみを染めるのが「リタッチ」です。
髪の痛みが気になっている人はリタッチ染めをしている人が多いそうです。
ただ、リタッチにもメリットとデメリットがあります。
リタッチのメリット
リタッチの最大のメリットは、全体染めをするより髪へのダメージが格段に少ないことです。
根元の白髪が伸びてくるたびに全体を染めていると、毛先の方は何度も繰り返し染めることになりますよね。つまり何度も繰り返しダメージを受けることになり、もうボロボロです。
リタッチは新しく伸びた髪(白髪部分)だけ染めます。
すでに染まっている部分は染めないので、髪はそれ以上傷むことがありません。
また、全体染めより時間が短縮できるのもメリットと言えます。
特にロングヘアの人は、毛先まで全部染めるのと根元だけ染めるのでは、かかる時間が大幅に変わってきますよね。
リタッチのデメリット
リタッチのデメリットは、髪色がチェンジできないことです。
全体染めだと前回染めた色と違った色でも染めれますが、リタッチは前回と同じ色で染めなければいけません。
また、前回染めた部分の髪は多少ですが退色しているので、根元部分だけ若干色が濃くなってしまうというデメリットもあります。
リタッチのベストな頻度とは?
リタッチ染めのベストな頻度は「1~2ヶ月」に1回です。
髪の伸びるスピードには個人差はありますが、平均で1日0.3~0.4ミリと言われています。
そうなると1ヶ月で約1㎝伸びることになります。
白髪が多い人や髪の分け目や生え際に白髪がある人はかなり目立ってしまいます。
また、染めた色が濃ければ濃いほど白髪との色の違いで目立ちやすくなります。
ですから1ヶ月~2ヶ月までにリタッチした方がいいです。
1センチでも許せないという人は2週間おきくらいにリタッチをするのがBESTです。
リタッチの正しいやり方
リタッチは美容室でもしてくれますが、1回の金額が平均5,000円前後するので、2週間に1回や1ヵ月に1回のペースでする場合は金額も時間ももったいない気がします。
ホームカラーでリタッチする場合は「ハケ」で塗るタイプのカラー剤がおすすめです。
リタッチのやり方
- 手順1ブロッキング髪全体を5~6つに小分けしてゴムで縛ります。前髪からトップを1~2つ、トップから後頭部を中心から左右2つに取りそれをさらに2つに分けゴムで縛ります。
- 手順2白髪が多い部分から塗っていく
- 手順3後頭部を下からトップまで塗っていく
- 手順4側頭部も下から上に塗っていく
- 手順5指定の時間放置する塗り残しがないか確認して、指定の時間放置します
- 手順6洗い流して終了
いま紹介したやり方は、伸びてきた根元すべてを染める方法ですが、分け目や生え際など目立つ部分だけでいいという場合は、後頭部の根元など見えにくい部分は省略してもいいですよ。
日ごろから全体染めを自分でしている人はリタッチも簡単にできると思います。
ただリタッチは、全体染めに比べると髪へのダメージは少ないものの、頭皮へのダメージは全体染めと同じくらいあります。
頻繁にリタッチすることで頭皮にもかなりダメージがかかってしまい、かぶれやアレルギーのリスクも高まります。
かぶれやアレルギーは怖いけど白髪は1センチでも放置したくないという人は、肌に優しく毎日でも染められる「カラートリートメント」がおすすめです♪
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